製造工程のご紹介
エアーストライカー®が出来上がるまでの作業工程の流れをご紹介します。
❶架装検討と車体改造
車両を決めて、その車両シャーシー図をもとに機械取付時の架装検討を行い、架装検討書を作成します。次に、架装検討書に基づき車体部の改造を行います。なお、車両の燃料タンク、バッテリー等は車両メーカーで、当社仕様に移設されています。
車両シャーシー①
車両シャーシー②
車両部の加工
❷荷台の加工・架台部の作成
車両幅と架台部の長さを決めて、鋼材を加工して架台(荷台に相当する部分)を作成・位置組みします。架台は出来上がった後、いったん車両から取り外し、架台の裏側から溶接し、その継ぎ目には防錆処理を施し塗装します。その後、車両に再度組付けます。
荷台の加工①
荷台の加工②
架台の作成①
架台の作成②
❸前後フレームと傾斜フレームの作成
エアーハンマーで支柱を設置するときに必要なフレーム(ハンマーが前後するためのフレーム、伸縮するためのフレーム、旋回するためのフレーム)を各々作成し、架台に組付けます。続いて油圧配管、操作バルブ及びエアー配管機器類を取付ます。
旋回台伸縮のアウターフレーム
旋回台伸縮のインナーフレーム
旋回台伸縮のアウターフレームレール
前後フレームと傾斜フレーム①
前後フレームと傾斜フレーム②
❹リーダー部作成
エアーハンマーを上下移動させるためのリーダーを作成し、各フレームに取り付けます。リーダーとエアーハンマーのケースとの摺動面に歪みの出ないように作成します。
ブレーカーケース(エアーハンマーケース)の作成
リーダー作成
エアーハンマーとケースとの組付け
操作レバーの組付け
塗装
❺最終点検
全ての機械の組付けが完成すると、油圧調整、作動調整等を行い、動作確認をします。納入前点検を実施した後、騒音・振動測定など社内での最終点検を行います。車両重量、寸法等を計測して法令等に合格しているかも確認し、車両改造申請書を作成します。車両申請書を車両メーカー及び陸運事務所を提出し、予備検査を受け、合格すれば 納入場所での登録・納車となります。